ソーラーパネルの発電量の比較
太陽光発電システムを導入するときには、ソーラーパネルの発電量について比較しておくのがいいでしょう。いろいろなメーカーのものがあるので、そのなかで性能や価格といった要素についてチェックしていくことになりますが、実際に運用していくときに重要になるのが発電量になるからです。そのうえで関係する条件として、設置枚数、変換効率、住んでいる地域、屋根の方角や角度、気候などをあげていくことができるのです。これらの要素によっても、どれだけの電力が作れるかが変わってくるからです。
ソーラーパネルの発電量をメーカーごとに比較するだけならば、変換効率と最大出力、kWあたりの単価などを見ていくことになります。変換効率というのは、太陽光のエネルギーをどれだけ電力に換えることができるのかという数値になります。シリコン系単結晶タイプのものが優れていると言われており、それに次ぐのがシリコン系多結晶タイプです。kWあたりの単価を考えると、シリコン系多結晶タイプのものが主流となっていると考えていいでしょう。
単純に最大出力を比較しても、それが現実に実現できるかどうかは、前出の住んでいる地域や気候、屋根の方角や角度といった条件によって左右されます。住んでいる地域の日照時間が長いほうが、それだけ発電できる時間も長くとれます。反対に雨が多かったり、雪が多かったりする地域では、性能が良いソーラーパネルでも発電量は低下してしまうというわけです。さらに最大出力を実現するには、南向きで角度も理想的な条件とならなければいけません。
ですから、各メーカーのソーラーパネルを比較するときには、発電量に関わる数字だけを見るのではなく、実際に自分の家に取り付けたときのことを考えなければいけないというわけです。それ以外にも、どれだけの規模を設置するかによっても大きく変わってくるので、枚数や何kWのシステムにするのかなども検討していくことになるでしょう。太陽光発電システムでは、単純に枚数が2倍になれば、発電量も2倍になるのだと考えることができます。
一般家庭で導入されている太陽光発電システムは、だいたい3kWから5kWのものだと言われています。そのなかで、最大出力にどれだけ実質出力が近づけるかによって、年間の発電量も変わってきますし、電気代がどれだけ節約できるか、どれぐらいの電力を売電できるかが決まってきます。初期費用の回収ということを考えてみても、各メーカーのものを導入した時のシミュレーションを比較しておきたいところです。
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